Free PCB (Special Build by Studio NAND)

 

ソースからのバイナリの再ビルド方法 - How to rebuild binary from source codes.

 

念のため、ソースコードからバイナリを再ビルドする場合の手順を簡単に説明しておきます。 ソースコードパッケージには、ソリューションファイルと、プロジェクトファイルが同梱されていますので、使用されるコンパイラに対応したソリューションファイルを開いて、「ビルド」または「リビルド」を行ってください。 対応しているコンパイラは、以下のとおりです。

 

コンパイラのバージョンと、ビルド条件毎に、それぞれ異なる中間ファイル・バイナリファイル出力先を明示的に指定してありますので、異なるバージョンのコンパイラ出力結果で、出力ファイルが上書きされてしまう心配はありません。   ただし、バージョンが異なる複数のコンパイラを起動して、同時にそれぞれのプロジェクト(ソリューション)を開こうとすると、一部ファイルの競合が生じますので、避けたほうがいいと思います。

 

Visual Studio製品 VC++とMFCの
バージョン
対応
ソリューションファイル
ビルド設定 出力先フォルダ
Visual Studio Product Name VC++ & MFC
 Version
Solution file Build set Destination folder
Visual Studio .NET 2003 VC++ 7.1
MFC 7.1
FreePCB(VC7).sln MBCS, Debug .\Debug(VC7)
MBCS, Release .\Release(VC7)
Unicode, Debug .\Unicode_Debug(VC7)
Unicode, Release .\Unicode_Release(VC7)
Visual Studio 2005 VC++ 8.0
MFC 8.0
FreePCB(VC8).sln MBCS, Debug .\Debug(VC8)
MBCS, Release .\Release(VC8)
Unicode, Debug .\Unicode_Debug(VC8)
Unicode, Release .\Unicode_Release(VC8)
Visual Studio 2008 VC++ 9.0
MFC 9.0
FreePCB(VC9).sln MBCS, Debug .\Debug(VC9)
MBCS, Release .\Release(VC9)
Unicode, Debug .\Unicode_Debug(VC9)
Unicode, Release .\Unicode_Release(VC9)

 

※ なお、無料のExpress版では、MFCライブラリがサポートされていないので、ビルドすることはできません。

 

ビルド時にエラーが発生する場合

 

環境変数(%PATH%)の設定や、統合開発環境(Visual Studio)のインクルードファイルやライブラリ等の検索パスの優先順位が変更されていて、バージョンの古いSDKなどが優先的に読み込まれる環境設定になっていると、ビルドの際に古いインクルードファイルやインポートライブラリが参照され、コンパイルエラーやリンクエラーが発生する場合があります。

 

ビルドに使用したコンパイラの確認

 

プログラムビルド時に、使用したコンパイラのバージョンと、MFCのバージョン、ビルドした日付の情報などが自動的に埋め込まれるようになっており、FreePCBのバージョン情報ダイアログで確認することができます。

 

 


 


最終更新: 2010/12/11
記載の会社名、製品名は、それぞれの会社の商号、商標もしくは登録商標です。

Copyright (c) Studio NAND 2010. All rights Reserved.

Studio NAND